どうも、あっぴ(@appi_lt)です!
今回は、目に優しいPCモニター(ディスプレイ)の選び方を解説していくよ。

目が疲れないってこと?

さすがに全く疲れないわけじゃないよ。
けれど疲れやすいモニターと比べたら、圧倒的に疲れにくくなる
例えばあっぴの場合、以前のモニターでは30分で目が痛くなるほどだった。
けれどこの選び方をしたら、目の疲れを感じることは減って、1日6時間ほぼぶっ続けで使ってやっと違和感に気付くレベルになったよ。

けどそんないいモニター、高そう…

最低限の性能でよければ1万円ほどで買えるよ。
目が疲れやすいモニターでも安いもので1万円ほどするから、実は目に優しいからといって特別高いわけじゃないんだ
モニターにはそれぞれ得意分野・不得意分野があるから、あなたの使用目的にあったモニターを選ぶのが大事。
仕事やブログなどで長時間使うなら、長時間使うことに適したモニターを選ぼう。
ということでここからは、そんな目が疲れにくいPCモニターの選び方を解説していくね!
結論からいうと、最低限、以下のような特徴のあるモニターを選べばOK。
また、これは必須ではないのだけど…
部屋の明るさが一定ではない場合、以下の特徴もあると便利だよ。

目が疲れにくいPCモニターの基本的な選び方
視聴距離やあなたの目に合った画面サイズおよび解像度か?

画面サイズは大きいほど、作業領域が増えていいと思われがち。
うん、たしかに大きいほど作業領域が増えるのはいい。
けれど大きすぎれば、目への負担も大きくなる。
なぜなら基本的に大きくなるほど、ドットの荒さが目立ちやすいから。
また、光が発するエネルギーが強くなるというのもある。
それと目の疲れやすさとは直接関係ないのだけど…
画面下部を見るために大きく下を向くことから、首が不自然に曲がって、首の痛みや凝りに繋がってしまうことも。

疲れにくさを重視するなら、適度なサイズを選ぶのが大事!
では「どうすればあなたに適した画面サイズがわかるのか?」というと・・・
以下の3ステップを踏むのがベスト!
- まずは最短視聴距離の目安(表)を参考に、あなたに合いそうなサイズを選ぶ
- 次に、実際に使ってみる
- もし合わなかったら、売って、別のサイズを手に入れる

うげぇ…売るの面倒くさそう…

画面が小さすぎる場合は、モニターを手前の位置にずらして適切な距離にしてもいいよ。
また、画面が大きすぎる場合は、キーボードスライダーを使って距離を稼いでもOK。(20cmくらいなら、視聴距離を増やせる)
最短視聴距離の目安は、例えば解像度1920×1080(フルHD)の場合、下の表のような感じ↓
【表1】フルHDにおける最短視聴距離の目安
(ドットの荒さがわからなくなる距離)
サイズ\視力 | 0.5 | 0.6 | 0.7 | 0.8 |
---|---|---|---|---|
23.8インチ | 47cm | 57cm | 66cm | 75cm |
21.5インチ | 43cm | 51cm | 60cm | 69cm |
20.7インチ | 41cm | 49cm | 57cm | 66cm |
17.3インチ | 34cm | 41cm | 48cm | 55cm |
サイズ\視力 | 0.9 | 1.0 | 1.1 | 1.2 |
---|---|---|---|---|
23.8インチ | 85cm | 95cm | 104cm | 113cm |
21.5インチ | 77cm | 85cm | 94cm | 102cm |
20.7インチ | 74cm | 82cm | 90cm | 98cm |
17.3インチ | 62cm | 69cm | 75cm | 82cm |
※サイズおよび解像度から画素幅を計算し、その上で画素を判別できなくなる距離を算出しています(小数点以下は四捨五入)
※パソコンを使うときにメガネやコンタクトを着用する場合、着用時の視力を考えてください

同じ解像度なら、サイズの小さいモニターの方が視聴距離が短くて済むよ
目に優しいと評判の解像度3840×2160(4K)だと、下の表のような感じ。
【表2】4Kにおける最短視聴距離の目安
(ドットの荒さがわからなくなる距離)
サイズ\視力 | 0.5 | 0.6 | 0.7 | 0.8 |
---|---|---|---|---|
23.8インチ | 24cm | 28cm | 33cm | 38cm |
サイズ\視力 | 0.9 | 1.0 | 1.1 | 1.2 |
---|---|---|---|---|
23.8インチ | 42cm | 47cm | 52cm | 57cm |
※サイズおよび解像度から画素幅を計算し、その上で画素を判別できなくなる距離を算出しています(小数点以下は四捨五入)
※パソコンを使うときにメガネやコンタクトを着用する場合、着用時の視力を考えてください

同じ画面サイズなら、解像度が高いほど視聴距離が短くて済む
例えば視力0.8で奥行60cmのデスクを使っているのなら、「17.3インチのフルHD」もしくは「23.8インチの4K」ということ。
あなたの視力やデスクサイズでは、どのサイズ・解像度が合いそうかチェックしてみてね。
なお、最適視聴距離は諸説あって、最も有名なのは「40cm以上、ワイドサイズなら50㎝以上」というもの。
(今はワイドサイズが主流だから、たいてい50cm以上ということ)
ただ、あっぴが実際に使ってみたところ、上の表(表1,2)が体感的には正しく感じたよ。
実際あっぴの視力は0.8前後なのだけど、フルHDでは以下のように離れないと目が疲れやすい。
サイズ | 目とモニターの距離 |
---|---|
23.8インチ | 80cm |
21.5インチ | 65cm |
多少の誤差はあるけれど、だいたい先ほどの表1,2のとおりということがわかると思う。
ただし厄介なことに表1,2も、絶対に正しいとは限らない。
なぜなら光の量までは計算しきれないし、人によって細かい感じ方は違うから。
なので手間ではあるけれど、サイズや解像度は実際に使ってみるのがベストなんです。

経験上、目に優しいことが売りのモニターでも、サイズや解像度が合わなかったら疲れやすい…
サイズ・解像度選びは大事だよ
ノングレアか?(非光沢、アンチグレアとも呼ぶ)

グレア(光沢アリ)だと、光の反射が激しくなる。
一方、ノングレア(光沢ナシ)なら、光の反射を抑えられる。
それによって、以下のような特徴があるよ。
メリット | デメリット | 相性のよい用途 | |
---|---|---|---|
グレア | 美しく見える | 目が圧倒的に疲れやすい | 動画鑑賞 (ただし短時間の使用に限る) |
ノングレア | 目が疲れにくい | 美しさは劣る | 長時間の使用 |
上の表のとおり、疲れにくさを重視するなら、光沢ナシのモニターを選ぶこと。
※光沢がないことを「ノングレア」や「アンチグレア」、「非光沢」ともいいます。
ちなみにグレアにノングレアシートを貼っても、目への負担は大きいので注意。
光沢と非光沢の間になる程度で、光の反射はそれなりに激しくなるよ。
フリッカーフリーか?(ちらつきカットとも呼ぶ)

フリッカーとは、人間の目には見えないノイズ(ちらつき)のこと。
液晶モニターでは、バックライトを高速にオンオフすることで、明るさを調整している。
このとき発生するのが、フリッカー。
特に画面を暗くするほどフリッカーは強くなる。
実はフリッカーによって知らず知らずのうちに、目に負担がかかってしまうんだ。
また、目だけならまだマシで、疲労・めまい・吐き気に繋がることもある。
そしてフリッカーフリーとは、フリッカーを抑える技術のこと。
メーカーによってはわかりやすく、「ちらつきカット」などと呼ぶこともあるよ。
フリッカーフリー(ちらつきカット)は、目に優しいモニター選びには必須。
ブルーライトカット機能があるか?

ブルーライトとは、 強いエネルギーを持つ青い光のこと。
そしてブルーライトカットとは、ブルーライトを減らす機能のこと。
ブルーライトが目に与える悪影響は、研究でも明らかにされていない。
「ブルーライトは無害」という研究結果もあれば、「ブルーライトは細胞を壊す」という研究結果もある。
ただ、悪影響を与えるという研究結果がある以上、念の為ブルーライトカットができるものを選ぶことをおすすめするよ。
なお、ブルーライトカットをONにすると、全体的にオレンジがかった色合いに見える。
使い始めは色の変化が気になるだろうけど、使っているうちに慣れて気にならなくなるはず。
IPSパネルか?
パネルの種類には、TN・VA・IPSの3種類があるよ。
それぞれの特徴は、以下のとおり。
種類 | メリット | デメリット | 相性のよい用途 |
---|---|---|---|
TN | 価格は安い 応答速度が速い | 視野角が狭い 色再現は劣る | 動きの速いゲーム |
VA | 視野角はTNより良い コントラスト比が高い 黒が引き締まる | 視野角はIPSに劣る 目が疲れやすい 色再現は劣る 応答速度は遅い | 映像鑑賞 |
IPS | 視野角が広い 色再現が良い | 価格がやや高め 応答速度は遅い※例外あり | 長時間の作業 画像編集 動画編集 イラスト製作 |
表のとおり、仕事やブログ執筆などの長時間作業なら、IPSパネルを選ぶこと。
なぜならTNパネルの場合、視野角が狭いため、画面の端の方が白っぽく見えてしまうから。
つまり見にくくなる分、目をこらす分、負担がかかる。
また、VAパネルは視野角はそこそこ良いが、コントラスト比が強いため、目が疲れやすいから。

ちなみにブログ執筆では画像編集、場合によっては動画編集もするので、なおさらIPSパネルがいいよ
高さ・角度を調整できるスタンドか?

モニターは「画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さにすることが望ましい」といわれている。
なぜなら高すぎる位置にあると、目が乾燥してドライアイになりやすいから。
また、目の疲れとは直接関係ないのだけど・・・
低すぎると首が不自然に曲がって、首や肩の疲れ・凝り・痛みに繋がるというのもある。
なので高さ・角度を調整できるスタンドのモニターを選ぶことをおすすめするよ。
もしくはVESA規格に対応しているものでもOK。
VESA規格とは、モニターなどを以下の器具に取り付けるときに使う『ネジ穴の間隔』について定められた、国際標準規格のことね。
- スタンド
- アーム
- 壁掛け金具
※「VESA規格」でなく、「VESAマウント規格」「FDMI」といわれることもある
モニターがVESA規格に対応していれば、同じくVESA規格に対応しているスタンドやアームなどに取り換えられる。
つまりVESA規格に対応していて、なおかつ高さ・角度調整可能なスタンドやアームに交換すればいいってこと。

スタンドやアームの交換はネジの付け外しの手間が少しいるけど、女性でも簡単にできるよ。
(自動で明るさを調整できるか?)

スマホと同じように、パソコンのモニターも適した明るさに調整するのが、目を疲れにくくするには大事。
モニターには明るさを変えられる機能が付いているものだけど、自動調整できない製品がほとんど。
というのもおそらく、パソコンは常に同じ環境で使うことを想定して作られているから。
スマホとは違って、屋内だけ、しかも同じデスクで使うものだからね。
けれど以下のように部屋の明るさが一定ではない場合、明るさを自動調整できるものがおすすめだよ。
(手動で設定を変えるのは手間なので)
- 外の明るさに影響を受けやすい環境な場合
- 気分で部屋の明るさを変えたい場合
なお、この機能はメーカーによって「明るさの自動調整」ということもあれば、「輝度の自動調整」ということもあるよ。
また、似たような機能に、部屋の明るさでなく「映し出すコンテンツの色合いによる自動調整」というのもあるので注意。
こっちは暗くて見にくい写真や動画を頻繁に扱うならあった方がいい機能。
だけどそうでないなら、あまり気にしなくていいと思うよ。
番外編
それと最後に、目の疲れやすさとは関係ないのだけど、失敗する人が多い点も紹介しておくね。
モニターの基本的な選び方として、以下2点にもなるべくこだわることをおすすめするよ。
品質はよいか?

モニターは一般的に、不具合が起こりやすい製品。
中には「購入後3ヶ月で不具合が多発」「保証期間が過ぎた途端に不具合が多発」なんてモニターもあるくらい。
なので必ず口コミを見て品質をチェックすることをおすすめするよ。
サポートは丁寧か?コミュニケーションに問題はないか?

また、特に品質に不安がある場合にチェックしておきたいのが、サポートの丁寧さ。
中には
「対応してくれるのが外国人のみで、日本語によるコミュニケーションが苦手」
とか
「テンプレ的な回答ばかりで、1人1人に向き合ってくれない」
というメーカーもある。
そういったメーカーだとせっかくサポートがあっても、サポートの意味がないよね。
なのでサポートに関しても、口コミを確認することをおすすめするよ。
終わりに
ということで、目に優しいPCモニターの選び方でした!
最後にもう一度まとめると、以下のとおり。
最低限、以下のような特徴のあるモニターを選ぼう。
また、これは必須ではないけど…
部屋の明るさが一定ではない場合、以下の特徴もあると便利。
あとはモニターの基本的な選び方として、以下2点も口コミを見て確認しようね。
とはいえ、これを1つ1つの製品に対してチェックするは大変だと思う。
そこであっぴがあなたの代わりに、各製品をチェックして、おすすめのPCモニターをピックアップしたよ。
次のページにまとめてあるので、よかったら参考にしてね。
ではでは、以上あっぴ(@appi_lt)でした!

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